Lesson1-4 分類されないその他の食肉

前回のページでは、「ジビエ」と呼ばれる食肉の栄養素が意外に高いことや、
日本では親しまれていない肉が海外で意外に好まれていることに
驚きを感じた方も多いのではないでしょうか。

今回は、「食肉の4分類」である「畜肉、獣肉、家禽(かきん)肉、野鳥肉」に分類されない
その他の食肉について学んでいきたいと思います。

滋養強壮!すっぽんの肉

すっぽんの肉は脂質が少なくカロリーが低いことに加えて、
ビタミンAとビタミンB1を多く含んでいるヘルシーな食材です。

日本料理では、すっぽんと日本酒をベースに作る雑炊やお吸い物は高級料理とされています。
また、食前酒として生き血を日本酒やワインで割ったものを提供するお店もあるなど、
食通の中では好まれています。

そんなすっぽんは意外と昔から食材として活用されており、
日本では縄文時代から食されていたという出土情報もあるほどです。

実は最もヘルシー!?カエル肉

鶏肉のささみがダイエット食として優秀であることはLesson1-2でご紹介しましたが、
実はそんなささみよりも低カロリーで優秀な食材がこのカエルなのです。

カエル肉は100gあたり99kcalと低く、食肉中でもトップクラスのヘルシーさを誇っています。
脂質量に至っては、100gあたり0.4グラムと
ささみの3分の1程度しか含まれていないというから驚きです。

脂肪酸が豊富!クジラ肉

クジラ肉には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やDPA(ドコサペンタエン酸)と言った、
アレルギー疾患の予防や免疫強化、脂肪燃焼の手助けなど
様々な働きをする脂肪酸が豊富に含まれています。

宗教上の理由から食肉としての使用が禁止されていた時代もあったものの、
現代ではおつまみなどでよく目にする食材になりました。

食感はイノシシの肉に似ているようで、赤身には鉄分が豊富に含まれています。

クセのある独特な味わい!アザラシ肉

「アザラシカレー」などの缶詰は北海道を中心として流通しているものの、
普通のスーパーなどではまず見かけないアザラシ肉。

海獣特有の生臭さがある、クセの強い味が特徴です。
しかし香辛料などを用いて味付けすると、コクのあるおつまみに変身します。

特殊な料理ですが、海鳥をアザラシの中に詰めこみ、長期間地中に埋めて作る
「キビヤック」という料理も存在しています。

この料理はシュールストレミングなどと並ぶほど臭いが強烈ですが、
ビタミン豊富でアラスカ州では伝統料理として親しまれています。


いかがでしたか。
そんな食肉もあったのか、と新たな学びがあったのではないでしょうか?
これらの肉は流通の管理が非常に難しいと言うこともあり、
なかなか実際にお目にかかる機会はないかもしれません。

続いてのページでは、世界で食べられている食肉や文化に注目していきましょう。