Lesson3-1 豚肉の歴史

Lesson2では「牛肉」をテーマに歴史や部位レシピや豆知識などを学びましたが、
Lesson3では、同様に「豚肉」に焦点を当て、知識を深めていきたいと思います。

豚肉は元々「イノシシ」を起源とする家畜であると言われています。

豚肉は「イノシシを家畜化した」生き物

人類と豚肉との出会いはおよそ7,000年前。
中近東の民族がユーラシアイノシシを家畜化したことが始まりと言われています。

そのため、食感や栄養素などはイノシシと似ている部分が多くありますが、
豚肉の方が脂が乗っていて様々な料理に応用が効く食材として広く知られています。

そんな豚肉ですが、現代でも一部の宗教では
「食べる事を禁じられている」ほどに評価が分かれている食肉です。

「フードタブー」として認識されていた豚肉

豚肉は「汚らわしい食べもの」として、
イスラム教徒やユダヤ人の間では食べる事を禁じられてきました。

豚は餌として生ゴミなどの不浄なものを食べるという習性を理由として
忌み嫌われているというのが一般論であるようですが、

他の草食動物とは異なり、豚が「ひづめがわれているのにも関わらず、肉食動物であった事」も
「分類されない奇妙な動物」として認識されていたことの大きな理由であるようです。

ヨーロッパでは、豚肉は愛されていた

ローマ人は古くから豚肉を好み、
特に「栄養価の高い」という部分に注目し、様々な料理を作っていました。

また、「他の食べ物は1つの風味しか持たないが、豚肉は50近い風味がある」と、
味のバリエーションが豊富なことにも注目されて
様々な香辛料を用いた料理が広く愛されていたことが知られています。

ヨーロッパでは「宴で振る舞われる祝いの料理」には豚肉が使われ、
特に「豚の丸焼き」には様々な野菜やスパイスを詰め、
メインディッシュとして親しまれてきました。


一部の宗教では忌み嫌われているものの、
様々な味が楽しめるとして広く親しまれている豚肉。

続いてのページでは、豚肉の食肉部分の部位を一挙に学んでいきましょう。