Lesson3-2 豚肉の部位(枝肉)

前のページでは、豚肉がイノシシを家畜化したものであることや、
豚肉が一部の宗教で忌み嫌われていること、ヨーロッパでの豚肉の使われ方などをご紹介しました。

今回のLessonでは、豚肉の「枝肉」と呼ばれる食肉部位を見てみましょう。

脂が程よくのっている「豚トロ」「肩」「バラ」

ネックは肩の首に近い部分のお肉で、焼肉屋では「豚トロ」として親しまれています。
ヨーロッパではソーセージにも使われる汎用性の高い部位になっています。

肩は豚の中でもよく運動する筋肉質な部位として知られています。
筋肉の間に細い脂肪がたくさん存在しているため、
煮込んでも美味しさが引き出せる部位として利用されています。

バラは豚のお腹にあたる部位で、赤身と脂肪が交互に層を形成している香りの良い部位です。
野菜と一緒に食べたときに油が舌を包み込むため、
白菜と交互に鍋に敷き詰める「ミルフィーユ鍋」などとしても有名です。

骨付きのバラの部分はスペアリブと呼ばれ、
食べ応えのあるメインディッシュとして多くの食卓を彩っています。

ビタミン豊富な肩ロース、低カロリーなヒレ

肩ロースはきめの荒い硬めの部位ですが、
タンパク質やビタミンB1などを豊富に進む栄養価の高い部位です。
程よく脂肪も乗っているのでひき肉などにしても良質な油が味を引き立ています。

ロースの下の部分に当たるのがヒレで、牛肉と同様にカロリーが低い部分として知られています。
油分が少ないため、とんかつなどの油を吸い込ませる料理にしてもクセがなく美味しい料理に仕上がります。

旨味の強いロース、もも肉

ロースは豚肉全体の15%を占めている、脂肪が載った旨味の強い部位になっています。
薄切りにしても厚切りでもバリエーション豊かな味を楽しめます。
調理するときは筋を切るように切れ込みを入れておくのがポイントです。

後ろ足の上部にあたるももは筋肉質な赤身肉で、運動量によって味が大きく変化すると言われています。
大きな塊で調理しても崩れが少ないため、チャーシューの素材に適しています。

そとももは牛肉でいう「ランポとイチボ」の部位にあたり、
筋が多い部分とそうでない部分が混在しているため、筋が多い部分は煮込みにすると美味しくいただけます。
キメの細かい部分はステーキにしたりするなど様々な料理として楽しめます。


今回のページでは、豚肉の食肉部位ごとの特徴を学びましたが、
しっかりと理解できたでしょうか。

続いてのページでは、豚肉の副産物(内臓などについて)を見ていきたいと思います。